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5S・3T の進め方

5S は、整理・整頓・清掃・清潔・しつけの頭文字をとった、職場づくりの基本です。整頓を進める「3定(定位・定品・定量)」とあわせて、進め方と記録の残し方を説明します。

最終更新日:2026年10月17日

5S とは

「整理」「整頓」「清掃」「清潔」の4つ(4S)に、「しつけ」を加えたものです。安全で働きやすい職場をつくり、仕事の効率も上げるための、いちばん身近な取り組みです。

S意味
整理必要なものと不要なものを分け、不要なもの・急がないものを取り除く。何が必要かの基準を決めておく。
整頓必要なものを、決められた場所に、決められた量だけ、すぐ使える状態で置く。安全に配慮した置き方をする。
清掃ごみ、ほこり、油などを取り除き、仕事がしやすく、異常に気づきやすい状態にする。転倒などの災害も防ぐ。
清潔職場や機械・用具の汚れのない状態を保つ。働く人の体や服装も清潔にしておく。
しつけ決められたこと、教わったことを守るよう指導する。あいさつ、服装、作業標準、機械の決められた操作方法など。

なぜ安全につながるのか

  • 転ばない・つまずかない。通路に物がなく、床に油や水がなければ、転倒の危険を減らせます。
  • ぶつからない・落ちてこない。物の置き場所と積み方が決まっていれば、崩れや落下を防げます。
  • 異常に早く気づく。きれいな機械は、油漏れや部品のゆるみが目に入りやすくなります。
  • あわてない。道具がいつもの場所にあれば、探す時間と、急ぐことによる無理な作業が減ります。

3定(定位・定品・定量)

整頓を進めるときによく使われる考え方です。

3定決めること例
定位どこに置くか(場所)棚の位置、床の区画線
定品何を置くか(物)棚や区画に、置く物の名前を表示する
定量どれだけ置くか(量)最大・最小の量、積み上げてよい高さを表示する

3つを決めて表示しておくと、だれが見ても「正しい状態」がわかり、元に戻すのも簡単になります。

進め方

  1. 今の状態を写真で残すあとで比べられるように、改善前を撮っておきます。
  2. 整理する要る物・要らない物の基準を決めて、要らない物を片付けます。
  3. 整頓する(3定)置き場所、置く物、量を決めて、表示や区画線を付けます。
  4. 清掃する掃除をしながら、機械や床の異常がないかも見ます。
  5. きれいな状態を保つ(清潔・しつけ)掃除の当番やチェックの日を決め、守れているかを確かめます。
  6. 改善後を写真で残し、共有する前後の写真を並べて掲示すると、ほかの職場にも広がります。

記録の残し方

  • 場所と、何を改善したか(整理、整頓、3定 など)
  • 改善前と改善後の写真
  • 担当者、期限、対応の状況(未着手・対応中・完了)

職場巡視で見つけた「片付いていない」「置き場所が決まっていない」といった指摘を、そのまま 5S・3T の改善として記録すると、巡視と改善がつながります(衛生管理者の職場巡視)。

安全ヨシでは

  • 気づきから改善の記録へ。記録した気づきから「5S・3T 改善」に進み、元の写真を改善前としてそのまま使います。
  • 分類を選べます。整理・整頓・清掃・清潔・しつけ(5S)、定位・定品・定量(3T)、その他から、複数選べます。
  • 改善後の写真は2枚。近くと全体の2枚を残せます。
  • 対応状況と期限を記録できます。対応状況(完了・対応中・未着手)と期限を記録し、安全衛生委員会への報告や、衛生管理者の巡視記録としても扱えます。
  • 一覧表と掲示物にできます。5S・3T の指摘一覧(Excel、右半分に改善後を書き込める形)や、掲示用の改善事例(PDF)を作れます。

App Store で近日公開

出典

  1. 厚生労働省 職場のあんぜんサイト 安全衛生キーワード「4S」(整理・整頓・清掃・清潔、5S のしつけ)
    https://anzeninfo.mhlw.go.jp/yougo/yougo61_1.html
  2. 厚生労働省・福岡労働局「安全で安心な店舗・施設づくり推進運動」(4S による転倒災害の防止)
    https://jsite.mhlw.go.jp/fukuoka-roudoukyoku/content/contents/001888580.pdf

3定の表と進め方は、一般的なやり方の一例です。